今回ご紹介するこの「S70 XS」は、S90 ESの後継機種としての位置づけもありますが、音や機能の面では素晴らしい進化を遂げています。 もちろんシンセサイザーとしての心臓部はMOTIF XSそのままで、ヤマハグランドピアノ“S6”という新規ピアノ音色(100MB超の大容量!)が追加されています。 このピアノ音色のクオリティはスゴすぎます。“S6”をサンプリングした新ピアノ音色はストレッチ・チューニングやキーオフ・サンプリングも相まって、 ピアノそのものが醸し出す空気感や木の質感まで感じ取れるほどのリアリティ。 MOTIF XSに搭載されているヤマハコンサートグランド“CF III”をサンプリングしたピアノ音色とは違った魅力があります。 この辺りはぜひDVD内のムービーでご確認ください。ほんと弾いていて気持ちよく、ガンガンに弾きまくってしまいました。
さてパネルを見てみましょう。
(fig.1) ノブ、スイッチ、スライダーがかなり多いのに、ディスプレイが小型な点に気付くと思いますが、実は多くの操作子をパネル上にレイアウトすることで操作がシンプルになり、 ディスプレイ上での階層構造を減らすことができるので、このサイズでもとても使いやすいし、何せ演奏に集中できるのです。
fig.2(fig.2)また、ディスプレイに音色名がシンプルに表示されるのも好感が持てます。(なんと!表示フォントの変更も可能。これはNICEアイディア!)
fig.3
(fig.3)背面も、右サイドにすべての端子が集約されており、抜群の使いやすさです。
パネル左には、アルぺジエーター関連の自照式ボタンやスライダー(fig.4)が、その右隣にはマトリックス操作による4つのノブ・コントローラー(fig.5)。 その下には、DAWとの連携できるスタート/ストップなどのロケーター機能や、瞬時にオクターブ切り替えや移調が可能なスイッチが配置されています(fig.6)。 パフォーマンスという観点で非常によく練られたパネル・レイアウトで、使い込むほどにその便利さの虜になることでしょう。
さて最強のパフォーマンス・シンセの名に恥じない新機能として「パフォーマンス・クリエイター」があります。
fig.7
fig.8(fig.7) 今まで、いくつかのボイスを組み合わせてレイヤー(重ね)、スプリット(分離)などのパフォーマンスを作成するためにはエディットモードに入って綿密な調整が必要なため、初心者には一苦労でしたが、 なんとこの機能を使えば超カンタン。レイヤー・ボタンを押せば一瞬にして2音色が重なったゴージャズな音ができてしまいます。 もちろん音色の変更も楽々。スプリット・ボタンを押せば、一瞬にして真ん中の「ド(C3)」を境に左でベース音が設定されます。 ドラム・アサイン・ボタンを押せば、8ビートのドラムがスタンバイし、鍵盤を弾くと鳴り出します。(この部分もムービーで要チェック)
(fig.8) さらに、今までありそうでなかった、マイク・インプット・コントロール。 入力ゲインとマイクのオン/オフがパネル上で操作できます。ノブでリバーブでもかけようものなら、気分はエンターテイナー。 ロボット・ボイスサウンドを演出できるボコーダー機能もあります。
fig.10
fig.9(fig.9)(fig.10) 気分がどんどん乗ってきたら、オーディオ・レコーディングしちゃいましょう。 なんと内蔵メモリー(192MB)にCDクオリティで録音できます。 ホント、パフォーマンスという観点でも「S70 XS」は最強ですね。
ここまでの音色紹介、機能紹介を収録したムービーをご覧ください。
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fig.11
(fig.11)パソコンとUSB接続することで、CUBASEなどのDAWを機能的に操作したり、 専用エディター(S90XS/S70XS Editor~ヤマハサイトからダウンロード可能)にてVSTインストゥルメントとしての見え方でDAW上での完全制御ができます。
fig.12 Cubase AI(S70 XSに同梱)上でのS90XS/S70XS Editor (クリックで拡大)
fig.13 S70 XS上でCubaseに立ち上がった「HALionOne」を制御
以上、パソコンとの連携を解説したムービーをご覧ください。
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まさに、超強力ピアノ音源+最強パフォーマンス・シンセとして仕上がった「S70 XS」。 熟練者はもちろんですが、私は強く初心者にお奨めしたい!!このクラスのシンセは音色クオリティ、操作性、使いやすさに関して一切妥協していなので、実は初心者に一番やさしいのです。 さらに76鍵盤のピアノタッチ(ヤマハではバランスドハンマー鍵盤といって最高級クラス)でサイズ的にも日本住宅にピッタリ。(全く同機能で88鍵盤のS90 XSもあります) ぜひお試しあれ!!
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