ホーム » オフィシャルレビュー

musictrack オフィシャル・レビュー 第20回

2009/01/30

シンセサイザー、お題でポン! SH-201 vol.1

アナログシンセサイザーの基本は、VCO(音程)、VCF(音色)、VCA(音量)。そしてLFOやEG(エンベロープジェネレーター)による変調。さらにエフェクターで仕上げ。これらの要素を綿密に組み合わせて無限の音色を創造する。。。。なんて素晴らしい!まさにクリエイティブの極み!そんな楽しいアナログシンセサイザーの醍醐味を、シンセサイザーの伝道師、日本シンセサイザープログラマー協会の重鎮、松武秀樹、氏家克典、齋藤久師の3氏が魅せます!

題して『シンセサイザー、お題でポン!』。

そこで使用したシンセサイザーは、ローランドSH-201。アナログモデリング音源によるそのサウンドは、まさに往年のアナログシンセサウンドの王道です。

ところでSHシリーズはローランドシンセサイザーの歴史上でも常に重要なプロダクツでした。以下、SHシリーズのラインナップです。

  • SH-1000(1973年) プリセットサウンドを搭載したSHシリーズのファーストモデル
  • SH-5(1975年) 2VCO+サブオシレーターで複雑な音作りが可能
  • SH-1(1978年) 1VCO+サブオシレーター
  • SH-2(1979年) 2VCO+サブオシレーターで分厚い音が出せる
  • SH-101(1983年) アタッチメントを装着することでショルダーシンセとしても使える
  • SH-32(2001年) 往年のSHをデスクトップ型で再現

そして、SH-201の登場です。

音作りの流れに沿って整然と並んだノブ、スライダーによる音作りのやり易さと、自由度の高いアルペジエーター、熱くファットなサウンドは、まさにローランドシンセサイザーの血統。さらにiPodなどの外部オーディオでもシンセサイズが可能という往年のSHシリーズのDNAを完全に継承しつつ、今の音楽シーンに必要な機能を柔軟に盛り込んでいます。

さて、この『シンセサイザー、お題でポン!』では、SH-201を使って松武秀樹、氏家克典。齋藤久師の3氏が、熱く、音作り対決を展開します。

お互いにその場でお題を出し、時間内にそのお題のイメージで音色を作るという、プロのシンセサイザープログラマーによるクリエイティブの凄さ、SH-201によるサウンドメイキングの醍醐味をご堪能できます。

最初のムービーでは、3氏のご紹介とルール説明です。

この対決は、その2で「シンセパッド対決」、その3で「シンセベース対決」、その4の「サウンドエフェクト(効果音)対決」へと続きます。

回を追うごとに、そのお題の驚愕のキーワードが明らかとなり、3氏の勢い、テンションはぐんぐんエスカレートします。まさに必見のミュージックトラック大プロジェクト。お楽しみに!!

Adobe Flash Playerがインストールされていないか、お使いのプレイヤーのバージョンが古い可能性があります。
Adobe Flash Playerのバージョンテストでご確認ください。

松武 秀樹 (まつたけ ひでき)

1951年8月12日生まれ 1970年の大阪万博アメリカ館で、シンセサイザーとコンピュータを組み合わせて演奏されていた「スイッチド・オン・バッハ」を聴き、新しいフィールドに大いなる興味と関心を抱く。 20歳(1972年)より冨田勲氏の制作会社で、当時日本には数台しかなかった"モーグ・シンセサイザー"による音楽制作のスタッフを経験し、1974年エム・エー・シー(有限会社ロジックの前身)を設立。 デビュー作は南佳孝の「摩天楼のヒロイン」。 1978年矢野顕子のアルバム「トキメキ」のニューヨークレコーディングでデジタルシーケンサーを使用。その後、坂本龍一のソロ第一作「千のナイフ」への参加をきっかけに、1978年〜1982年に及びYMOのサウンドプログラマーとして参加し、数々の伝説的なレコーディングを経験してきた。 1981年には自己のユニット「LOGIC SYSTEM」を結成し、現在までに10枚のアルバムを(内2枚は世界8ヶ国で)発売。 現在は自己のユニット活動のほか、モバイル、ネットワーク環境でのコンテンツ・技術の開発を手がけている。

齋藤 久師 (さいとう ひさし)

80年代後半からDJとして活動。92年にはビクターエンターテインメントよりテクノユニット「GULT DEP」でメジャーデビュー。ユニット解散後はYMOの機材から衣装、またミスタッチまでをも完全コピーするバンド「Yセツ王」にて活動。近年では「8bit」にこだわり抜いたユニット「8bitproject」でのアルバム発売、また松武秀樹率いるLogicSystemへの参加など多方面で活動中。また電子楽器を中心とした音楽ライターとしても各誌で執筆中。

このレビューに掲載されている記事や画像などの無断転載を禁止します。