UniversalAudioのApollo Twinを使ってみた!
UAD Apollo Twinレビュー【ガット(ピエゾ)】

2014/10/26

ギター/ベースのレコーディングに最適なUAD Apollo Twin。今回はソリッド・ボディのガット(ピエゾ)で試してみました。

ガット(Godin)

今回はGodinのソリッド・ボディのガットモデルで,ピエゾ・ピックアップの場合のサウンドも録ってみました。

 


エレガット(ピエゾ)ノーマル(Godin)

UA610もかけていないノーマル・サウンド。

リバーブだけかけています。

ん?RealVerb-Pro,悪く無いですよね。

もちろん,レキシコンのような独特のカラーと奥行き感は無いですが,モニタリング用としてとか,ラフミックス用であれば,調整次第でいくらでも利用できるように思います。

 

エレガット(ピエゾ)+UA610(Godin)

610をかけることで,音のディテールがはっきりしています。

ノーマル・サウンドの時と,ほぼ同じコード進行,ほぼ同じ弾き方をしていますが,音が固くならない範囲で明瞭になって,弾きやすくなったため,自然とフィルが入りました。

音が変わると,こんな効果も期待出来るんですよね。

 

エレガット(ピエゾ)+UA610+LA2A+Pultec EQ(Godin)

このサンプルではUA610に加えて,今度はLA-2AとPultec-Pro EQをかけています。

各弦の音のバランスがよくなって,聴きやすくなっています。

もちろん,これは弾き手としてもポジティブに感じるところで,右手の各指のレスポンスが良く,最初のような(各指を若干ずらしながら弾く)フレーズが際だって聞こえます。

この音だったら,ずーっと弾いてられるかなーと思えるようなサウンドでした。ピエゾのエレガットを直接差すだけで,この音になるというのは,これだけでもかなりお買い得な感じがします。

 

LA-2Aの簡単な説明

LA-2Aは歴史と実績のあるアナログ・アウトボードの名機の一つで,チューブを使ったオプティカル・コンプです。

Universal Audioはハードウェア版も販売していますが,そのUADプラグイン版ですね。

このLA-2Aのプラグインに関しても,610同様,状態の良いビンテージを元にエミュレートを行っていると思われ,LA-2Aのコンプカラーがナチュラルに表現されています。

 

Pultec-Pro EQの簡単な説明

Pultec-Pro EQに関しても,アナログ・アウトボードの名機であり,チューブを使っている点ではLA-2Aと同じですが,こちらはイコライザーですね。

独特のカーブとインターフェイス,設計で,最初はかなり解りにくいですが,かなり奥が深いです。

今回は試用時間も限られていたので,全ての機能を把握しつつ音作りをするというよりも,各ツマミを調整して,ナイス・サウンドだなーと思ったところでOKとしました。

いずれ,またじっくり使ってみたいと思わせるEQです。

 

LA-2AもPultec-Pro EQも,元はチューブを使っている機種なので,プラグイン版でも音に暖かみを加えることができます。

アナログサウンドのギターには,かなり有効なエフェクト。

また,リアル・ハードウェアの場合,真空管はソリッドに比べると耐久性が低く,劣化したときの音の変化が予測出来ないことが多いです(これは真空管を使ったMarshallなどのギターアンプも同じ)が,プラグインの場合には,アナログパーツの劣化による音質の変化がないのがナイスだと思います。

 

エレガット(ピエゾ)+UA610+Pultec EQ+1176(Godin)

今度はPultec EQから1176をかけてます。

ここでは,コンプ感を強く出したソロっぽいサウンドにしてみました。もう少し,コンプして,アタック早くしてもいいかも。

4リズムとかのオケに重ねる場合には,こちらの方がマッチングが良さそうに思います。

 

1176LNの簡単な説明

1176も名機といわれるコンプなのですが,こちらはトランジスターのリミッター/コンプ。

RATIOボタンの4つ押しサウンドも特徴。

1176のサウンドを踏襲したコンプレッサーも数多く出ていて,レコーディングやミックスの時には,かなり定番のコンプですね。

元はUREIですが,こちらもUAから復刻版がでていていまして,そのプラグイン版です。

このコンプもウォームサウンドが特徴なのですが,LA-2Aとは,また違ったキャラクターです。

この辺のビンテージ機種も,今となってはプラグインで割と簡単に使う事が出来るようになりましたが,その使い方は実際にハードウェアで使った事が無いと,なかなか敷居が高く感じるかもしれません。

ギターの場合にも,コンプやEQは,ギターやアレンジやプレイスタイルによって,いくつかの機種を使い分けできるとサウンドメイクの幅が広がるので,時間をかけてじっくりトライする価値はあると思います。

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著者紹介

廣瀬 昌明

ギタリスト,アレンジ,プロデュース。

BRAINSOUT」「イガバンBB」「Kaoru」など。

アーティストのサポート/レコーディング,TVエンディングテーマ,CMその他制作多数。

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