オフィシャルレビュー
「さよならヤマハ渋谷店コンサート」参加ミュージシャンの機材一挙公開!!
2011/01/27
参加アーティスト、ミュージシャンは、何と総勢41名!。日本を代表するその顔ぶれは超豪華そのもの。彼らの機材を私、氏家がレポートします。
去る1/19にSHIBUYA AXにて開催された「さよならヤマハ渋谷店コンサート」は、チケット完売で大盛況だった。コンサートの模様は当日USTREAMにて有料生放送配信、1/21、1/23日にも再放送され多くの視聴者が観賞した。
参加アーティスト、ミュージシャンは、何と総勢41名!。
日本を代表するその顔ぶれは超豪華そのもの。会場のサウンド、USTREAMでの配信サウンドとも、極上のクオリティであったのは当然か。

私の位置からは、会場はこんな感じでした。超満員!!

では、コンサートで使用された参加ミュージシャンの機材をご紹介しよう。
まずはギター軍団から。
松原正樹氏のセット
アンプは、CarrのViceroy、数々のこだわりのエフェクター達。
Viceroy Viceroy


松下誠氏のセット。ウッディなアンプとローランド・マルチエフェクターGP-16。


古川望氏のセットは、アンプはKOCHのTwintone II COMBO、エフェクターはBOSS GT-3。


斉藤英夫氏は、アンプはMarshallのJCM800ヘッドとキャビネット、エフェクターはデジデザインELEVEN RACK、ローランドのデジタル・ディレイSDE-3000。


椎名和夫氏のセット。アンプは、フェンダーDeluxe Reverb、エフェクターは、ROSSのコンプレッサー、RATのディストーション、エレクトロ・ハーモニクスのSMALLCLONEコーラス。


以上5名が並ぶとこの感じです。壮観!
この絵はなかなか見られない!(リハーサル時の模様)
左から、松原正樹、松下誠、古川望、斉藤英夫、椎名和夫の各氏。

岡沢章、後藤次利両氏が使用した、ヤマハのベースアンプBBT500HとBBT410Sのセット。

島村英二氏のYD9000ドラムセット。


続いてシンセ軍団の機材。
松武秀樹氏の機材
MoogIIIcです。オープニングの重低音、随所でのシーケンス、ノイズなど大活躍した。
松武さん、調整中。


メタリックな外装にブルーのLEDが施された改造版コルグmono/poly。
向谷実氏の機材。
88鍵盤ピアノタッチのヤマハMOTIF-XF8です。エレピ、ストリングスと多彩な音色を駆使し効果的に使用されていた。
右はホッピー神山氏のコルグmicroKORG。

浅倉大介氏の機材は、正面にMOTIF-XF7、右サイドのローランド・ボコーダーVP-330は、"Behind The Mask"で大フィーチャーされていた。MOTIF-XFではアサイナブル・ファンクション・スイッチを駆使した瞬時にリードがパーカッションサウンドに変化するトリッキーなプレイや、終盤での美しいシンセベルの音が会場に響いていた。

私、氏家克典の機材は、正面にヤマハDX-5、左にシーケンシャルサーキットProphet-5、右にオーバーハイムOB-8をセット。DX-5ではハープ、クラビ、エレピの音色、OB-8ではパッド、シンセブラス、シンク系リードの図太く抜けのよいアナログサウンドで演奏しました。

小川文明氏は、XB-2とエクステンションの鍵盤を拡張したハモンドEvolution。ウッディなスタンドと組み合わさった姿は、まさにコンパクトなB3だ。

もちろん、2101mkIIという小型だが100Wの高出力がでるレスリースピーカーでワイルドに鳴らしていた。

篠田元一氏のセットは正面にローズサウンドをメインで担当していたローランドRD-700NXと、右にモーグminimoog。チューニングが不安定ながらminimoogの存在感あふれるファットな音が素晴らしかった。

福田裕彦氏のセットは、正面にヤマハMOTIF-XF7、右にヤマハCS-15。ベースやリードで活躍したCS-15の分厚い音やMOTIF-XFの過激なディストーションギター系音色が突き抜けていた。

シンセ軍団の勇姿。Behind The Maskのサビ演奏中。(右手の振り上げ角度が見事に揃っている!)

シンセ軍団長、松武さんを囲んで。
左から、氏家克典、篠田元一、浅倉大介、松武秀樹、福田裕彦、小川文明の各氏。

他にも、小坂明子氏がBehind The Maskで弾いていたヤマハKX-5。25mのMIDIケーブルの先には音源としてヤマハDX7IIDが接続されていた。同曲で谷村有美氏が弾いていたローランドLucina。両氏によるショルダーキーボードによるパフォーマンスプレイもゴキゲンだった。

主に倉田信雄、向谷実、小坂明子各氏が弾いていたヤマハ・コンサートグランドピアノCFIIIS。
坂本龍一氏と同じ調律師による極上の状態だった。

なんと、このCFIIISの鍵盤に、モーグPIANO BARというMIDI検出が可能なツールが乗っていた。
このPIANO BARからのMIDI信号で、ホッピー神山氏は下記の様々な音源を駆使し、アンビエントな世界感を創造していた。

CFIIISの正面には山川恵津子氏が弾いていたオーバーハイムMatrix-12。存在感のある重厚なパッドサウンドが美しかった。

DJ TARO氏のブースには2台のターンテーブルがセット。iPadアプリdjay1台でのパフォーマンスが圧巻だった。

華麗なストリングス・サウンドを聞かせてくれた、弦一徹ストリングス・グループの面々。

このように機材だけでも相当な数で、PAへの回線数は84chだったそうな。。。壮絶です。
下記は、Ustream配信チーム部屋の様子。会場PAとは別回線で同数の84chが引きこまれ配信用バランスでMIXしていた。この部屋でのサウンドは24bit48KHzの極上サウンド、映像もフルHDであった。

ぜひDVD、BlueRayで再度見てみたいと切実に思うクオリティのコンサートだった。
著者紹介
氏家 克典
学生時代よりEAST&WESTや世界歌謡祭など数々のコンテストに出場。 作編曲、自己のグループ、スタジオミュージシャンなど本格的プロ活動をスタート。 音楽コンサルティング、音楽ソフトウエア企画制作、音楽学校運営、作編曲、プロデュース、国内/海外デモンストレーション、研修、後進育成、連載執筆など、その活動は多岐に渡っている。 特にデジタル楽器関連の分野では、その軽妙で豊かな経験に基く語り口と、独自の視点によるハイクオリティで斬新なプロデュース作品が、常に業界の注目を浴びている。 また、いままで手掛けたTVCM音楽/楽器内蔵デモ曲は数百曲、デモ演奏/研修で訪れた国々は15ヶ国以上に及ぶ。 日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)副理事長






