こな雪

SS RUNNER 2018/01/28
こな雪が 遠い空から舞い落ちる
想い出みたいに ヒラリヒラ
手のひらを そっと差し出したら
僕の手の中で 溶けてゆく
夢のように 風のように
あの日の景色 君の面影
浮かんでは 消えてゆく
まるで こな雪のような淡い
ふたりの恋だった

あれはまだ 20才をすぎたころ
今日のようなこな雪 川沿いの道
指の先が 凍るように冷たくなり
ふたり手を 取り合ったね
雪ふり川の せせらぎのよう
あの日ふたりが かわした言葉
思い出しては 流れ去る
まるで 川面のようにゆらめく
ふたりの恋だった


桜の季節が 過ぎさって
夏が来て 君はやがて
遠くの町に 嫁いで行った
桜が散るような すがやかな
ふたりの恋だった

夢のように 風のように
あの日の景色 君の面影
浮かんでは 消えてゆく
まるで こな雪のような淡い
ふたりの恋だった

作品紹介・説明

一旦取り下げましたが、再アップします。
まったくのフィクション、創作ですが、昭和フォークソングの線を狙ってみました。
曲先です。

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