1,
A
揺蕩いの狭間 夢は見ない
零しかなく なにかが壊れてゆく
白い薬を二錠 水で流し込み
こころは溶け 意識はぼやけた
B
途切れそうな息 目を覚まして
眠れなくなって いまを捨てる
サビ
誰もいない ボクの目の前に
眠りも霞みも 閉ざしたら消えた
少しも知らないまま あすを求め
涸れ尽きた泪 安眠は遠すぎる
2,
A
崩壊の隙間 キミも見ない
零すらなく こころがほどけてゆく
白い薬も効かず 覚めて冴えた時
褥は透け 願いは乱れた
B
途絶えそうな声 目を開いて
眠りたくなって 過去を喰らう
サビ
なにもいない 胸のその奥に
契りと誓いを 見据えたら消えた
なんにもできないまま あすを求め
削げ落ちた欠片 安眠はまだ見えず
サビ
神もいない 時の最果てに
祈りと願いを 飛ばしたら消えた
いのちが危ういまま あすを求め
朽ち果てた刹那 断眠がすぐ近く
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作品紹介・説明
昨年の1月くらい(?)の、睡眠が不安定だった時期に書いたもの。
タイトルは英語で「不眠症」の意です。
いろいろと思う所はありますが、再公開したのにも意味があります。
というのも、また睡眠が乱調になりつつあり、どうしようかと思っていまして(汗)