一本の道

勇夢 2020/09/16
その人は一本の道を歩んできた
強風で樹木がなぎ倒されようと
川にかかった橋が流されようと
長い間街道を歩き続けてきた
履物はすり切れて足は硬くなり
傷んでいるがまだ歩けるぞ
目を見開き前をしっかり見てると
道を間違える事はないと
自分に言い聞かせながら
大地をしっかりと踏みしめ
一歩また一歩進みゆくのだ
暑かろうと寒かろうと
いつ辿り着くか保証はなく
気も遠くなる果てしない道
たった一つの幸福のため
本気になって覚悟を決め
引き返す事の出来ない道
今日も歩いて行くのだ
今日も歩いて行くのだ


作品紹介・説明

人生を道に例えるとこんな所でしょうか 先日米オープンテニスで2連覇を成し遂げた
大坂なおみ選手は最初は劣勢だったにも関わらず勝利を手にしました
アメリカの人種差別や偏見に対して抵抗を意味する7枚の黒いマスクに思いを込め見事に戦い抜きました 人生のどこかで本気になって覚悟を決めるとどんなにぶ厚い壁でもぶち破れるものだと感じました 人生は果てしなく長い一本の道のレースです そこには一つ幸福があると信じて また自身に対する覚書としてこの詩を記しました 

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