冬、水戸街道
七里
2020/09/27
江戸から北へ 水戸街道
関東平野の向こう傷
すねに傷もつ俺にゃ似合いだが
さむらい姿を装った
おんな 腕組み
道を潮来へはずれ旅
あおさぎ一羽 牛久宿
枯れた芦野で風を編む
舞うは はらはら 雪はおんな文字
男にゃ読めない筋書きで
けむに巻く気か
筑波の山は雲のなか
お先にごめんと 声かけりゃ
コンとうしろで 咳をする
雪はやんだが 船頭どこにいる
岸辺の小舟を ゆさぶって
風が渡るよ
霞ヶ浦で待ちぼうけ
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作品紹介・説明
股旅もの。
HP『鰐組』トップページにUPしました。(10/1)
どうぞお聴きください。
歌詞付きスライドは
こちらです。(10/3)