聖なる国

Takashi 2020/10/16 作曲募集中


街で出会った男
汚いなりをした旅行者さ
その男は聖なる国に行って
戻ってきたという

俺は笑ってやったさ
聖なる国なんてどこにある
砂漠で迷って蜃気楼でも見たのさ
みんなで爆笑していい気分だった

俺の家の特等席から見える
窓の外の夜景
この最高の宝石箱を
俺は決して手放したくない
そして隣で顔を俺の肩にのせている
そうさ お前のことも




その峰まで登ってきた人間は
その男一人だった
多くの者がその場所を目指し
また越えようとして道半ばに倒れた

彼が目にした光景は
白く連なる山の稜線にこぼれる
生まれたばかりの朝陽のしずく
彼は神の声を心に聴いた

俺の家の特等席から見える
窓の外の夜景
どこかの馬鹿が言っていた
神の棲む山の頂だとかの
つまらん景色だとかとは大違い
お前もうなづく

俺の知る限りの最高のもの
窓の外の夜景
どこかの馬鹿が言っていた
訳の分からない教えだとかの
つまらん戯言なんて誰が喜ぶ
いつも 俺は信じる
いつも 俺は祈りを抱きしめる
永遠の明日へと続く
俺とお前のブレナイ愛を





俺の理想こそこの世で一番価値あるもの
俺の夢こそこの世で一番大切にすべきもの
世の中にはたまにどうしようもない馬鹿がいる
俺の信念を侮辱するかのように否定してくる奴
そんなやつは可哀そうな精神異常者なのさ
相手にする必要なんてない
きっと傍にいる他でもないお前も
うなづいてくれるよな
きっと傍にいる他でもないお前も
うなづいてくれるよな

作品紹介・説明

道端にダイヤモンドが落ちていたら
人はこぞって奪い合い
最悪の場合に至っては
殺し合いに発展するかもしれない

だから知恵あるものは
価値あるものを
そっと神秘のヴェールの下に
隠して守り抜いてきた

その賢者の意思を引き継ぐものに
今日を今日の刹那に費やす生き方などない
人に人個別の真実など認める甘やかしなどない

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