展望台の上 寒天を舞台に
あの学祭の最後の曲を
君が歌い出す
遠目の街並みが二人だけ照らして
城ホールよりもラウンジよりも
この声が響くよ
別々の道進む二人に
今唯一つ出来ること
好きだった音も捨てる覚悟で
この歌を空に描こう
散らかった部室で五線譜書き殴って
口に出しては探り続けた
僕等だけのハーモニー
いつしか現実は時間も想いも奪って
楽しんできた音の意味さえ
嘘になりかけてた
何度と無く声を重ねた二人に
今唯一つ出来ること
酸いも甘いも歓びも込めて
最後にこの空に歌おう
ただ歌いたかった
ただ奏でたかった
ただ感じたままをこの体で
ただ夢になるなら
ただ消えて行くなら
この声を寒空に送ろう
永遠に憧れて歌ってきた二人に
今唯一つ出来ること
ありがとう さようなら
最高の記憶を いま空に響かそう
my last tune
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作品紹介・説明
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