五月の妖精

バラのアーチの下で 初めて会った
5月の空のした 淡い恋の花

切り取られた写真みたいに
きみだけ輝いて
釘付けになった

あざやかなバラより輝いた
きみは五月の妖精
うつむいた長いまつげが
泣いてるように見えた




言葉を交わしたとき 胸が震えた
恋のつぼみが少し開いたんだ

光が踊るみたいに
キラキラ揺れて
時も忘れた

あざやかなバラより輝いた
きみは五月の妖精
微笑んだ愁う唇が
誘うように思えた



並んで歩こう
そよ風の中
ボクらだけの世界へ



あざやかなバラより輝いた
きみは五月の妖精
口づけた甘い香りは
永遠の媚薬さ

作品紹介・説明

甘い

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