ある日彼は一番になるため
マラソン大会に　出ることにした
頑張って走ったつもりだったが
不本意な記録しか　出せなかった

彼はその結果に満足できず
走る練習を　独り　続けた
その甲斐あって次の大会では
最高の喜びを　つかみ取った

なぜ人は　一番に　憧れるんだろう
一番に　なろうとして　いるんだろう
僕達の　遺伝子の　何番目かの場所に
「一番を目指せ」と　刻まれている


ある日僕は皆が走る道を
自分のペースで　歩き始めた
周りは僕のことを不思議がったが
誰も走ることを　止めなかった

僕より前を走っている人
僕を追い抜いて　走る人達
だけどそんなことなど気にもせずに
僕なりのペースで　歩いていた

無理をして　一番を　目指さなくていいんだよ
一番に　ならなくても　いいんだよ
自分に負けず　努力する　姿は美しいけど
もっと大切なことが　あるだろう

※１サビ

無理をして　一番を　目指さなくていいんだよ
一番に　ならなくても　いいんだよ
そのうち同じペースで　歩く女性（ひと）が現れて
僕はその女性（ひと）に　プロポーズをした

※無断転載禁止
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作品紹介・説明

多くの人が1番になりたいと思っている。人は順位づけというものが好きなんですね。子供を作る行為だって、たくさんの精子の中から、1番最初に卵子に辿り着いた精子が受精卵となる。しかし、みんなが1番になれるわけじゃない。この人生において、大切なことは、人と比べることじゃなくて、自分らしさを追求していくことだと思います。そのように思って、この詞を作りました。

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