私の学生時代はジャズは「リズムの時代」と言われていて、4ビートのみならず、8ビートや16ビートなどにリズムが細分化され、そのビートの上でアドリブをとると言うスタイルが全盛期を迎えていました。そういった中で私の大学時代のサークルでも、そうしたリズムの曲を取り上げることが多く、特にHerbie Hancockの作品は人気でした。73年の"Head Hunters"のアルバムで強力なファンク・グルーヴをフィーチャーしてヒットを飛ばしたHancockは、この路線を更に推し進め、ギターのWah-Wah Watsonをフィーチャーして75年に"Man-Child"というアルバムを発表しました。そのトップを飾ったのがこの"Hang Up Your Hang Ups"で、学生時代によく取り上げていた曲です。これに再チャレンジしてみました。
今回テーマにしてみたのは、オリジナルのベニー・モウピンによるテナー・サックス・ソロをsample modelingでどの程度"らしく"置き換えられるか。ウインド・コントローラーも使ってやってみました。ブラス・セクションは主にbig fish audio First Call Hornsを使いましたが、トランペットのみAMG Kick Ass Brassを重ねています。年末にLexiconのリバーブ・プラグインを入手したので、何種類かのリバーブを使い分けていますが、ちょっと使いすぎたかな(^_^;)>
(2012/01/21)
バランスの悪かった部分をミックスし直したので再アップしました。
(2012/03/25)
ギターが音痩せしているのが気になったので差し替えてミックスをし直しました。ギターの録音方法をMOTU ZBOXを経由してBass Podに入力する形に変更したものです。アンプ・シミュレータ・ソフトもDP7純正のCustom 59からIK Multimedia AmpliTubeに変更しました。
Console: YAMAHA 02R
Audio Interface: MOTU 828mk3, digidesign MBox2
Midi Interface: MOTU MIDI Timepiece AV
DAW Software: Digital Performer 7.24
Computer: Apple MacBook
Instruments: Gibson Les Paul Professional, Tune Zi Bass, LINE6 Bass Pod Pro, KORG SG Sampling Grand, ARP2600V, MiniMoog V, KORE2, UVI Synth Anthology, Retro Keyboards, SampleTank 2.5XL, big fish audio First Call Horns, AMG Kick Ass Brass, Sample Modeling Mr. Sax, Toontrack EZX Yamaha Birch Custom Kit, MEINL Shekere, Conga
Master Recorder : SONY PCM-R500
Mastering Software : PEAK LE with T-Racks Plugin, Sonnox Oxford Inflator, Nomad Factory MAGNET II