ポールのボーカル・スタイルに多大な影響を与えたロックン・ローラー、リトル・リチャードのカバーです。
と言っても、原曲は1954年にウィリー・リトルフィールドが発表した"K.C.Loving"をリチャードが自作のHey Hey Hey Heyとメドレーにして発表したバージョンをカバーしたのがこのテイクということです。
ポールのリトル・リチャードを意識したハイトーンのシャウト・スタイルのボーカルが素晴らしいですが、実はこの曲のレコーディング前、ポールはちょっと自分のボーカルに自信をなくして、弱音を吐いたそうです。
その時ジョンが「いつも通りにやっつけちまえ!」とポールを励まし、この言葉で重圧のとれたポールは自信を取り戻して、この見事なボーカルにつながったと言われています。
そう聞かされると、後半でのジョンの「Hey Hey Hey」の合いの手コーラスが、まるでポールを激励しているかのように聞こえます(^_^;)この時期の二人の関係が忍ばれるいいエピソードですね。
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