「帰さないよ」と耳元で囁いた星降る渚は
黙って頷く君を抱く腕を蚊が刺した
今宵このまま格好つけても
早い鼓動伝わりそう
夜露に濡れた砂浜に打ち上げた花火
弾ける火の粉にせかされて仲間とはぐれる
「Tシャツじゃ冷えるね」って
身を寄せて夜も更けた星降る渚は
薄っすらと照らした月明かり 君の横顔を
今宵このまま夜が明けたら
そうさ誰かに笑われそう
ロマンティックに流されて黙り込む二人
妖しげなムードの時間ならなりゆきに任せて
「帰さないよ」と耳元で囁いた星降る渚は
黙って頷く君を抱く腕を蚊が刺した
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