タイトルの「Search and Destroy」は読んで字のごとく「索敵必殺!」だそうで、アニメ・ヘルシングの作中にもこの言葉が使われていたり、たくさんのロックレジェンドたちがこぞってカバーしていたりと、どこかで見かけたことのある言葉であります。
これはもともとはベトナム戦争中にアメリカのとった作戦名に由来している単語だそうで、歌詞の中に出てくる言葉も戦争にちなんだものをちょいちょい使っていて反戦の歌かな?と思って訳してみると、内容については直接的に批判をしているということでもないようです。
不特定多数のおねーちゃん達にむかって「オレを探しだしてめちゃくちゃにして欲しい」と言い放つ感じなのかな?そんなわかりそうでよくわからない内容の歌詞をさらに強く印象付けていると自分は解釈しました。
ここでのストゥージズの演奏は実に素晴らしい。おそらくパンクといわれるようになる前のこの時代に、すでにアティチュードこそがパンクだと言わんばかりの荒々しくも研ぎ澄まされているかのようなスタイルを切り開いていました。自分は、当時ストゥージズが窮地に追い込まれていた状況なども相まってこの素晴らしい演奏につながっていったと思っているのですが、これぞバンドサウンド!と思っています。宅録の時代ではありますが、自分は「バンドはしたいが及ばない」ので一人でバンドをなぞっています。
その辺も含めて「ご愛敬」という事でお聞きくださっていただけば幸いであります。