2013年(今から10年前)に 組曲 Mother Earth の第一弾として、発表したもの。
ボーカルは、初音ミク。
Beach of Angel (天使の波打ち際)とは、発想が同じものではあるが、非なるもの。
この天使の波打ち際というフレーズは、今を遡ること35年前の発想によるもの。
この言葉の持つ幻想的なイメージを、音によって具現化するというのは、私のライフワークの一つ。
歌詞を見て貰えば分かるが、プリミティブなエスニックを音とともに、
人の胎内回帰の願望へとその表現は繋がっていく。
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Mother Earth Part One (Angel)
天使の波打ち際
天使の波打ち際
波の音で目を覚ます ここまでは夢
少し焼けた砂に 足を埋めてみる
船べりに掛けた腰が 海の水に浸る
歌人は転寝
歌人は転寝
歌人は転寝
舌に残った砂を 塩の手紙にして
流れ着いた言葉に 優しく意思を詰める
掬った青い水が 手の色に溶けて
歌姫は転寝
歌姫は転寝
歌姫は転寝
天使の波打ち際
天使の波打ち際
朝日に登った影と
藻草の剣を手に
防人の支度をする
天使の波打ち際
天使の波打ち際
人魚の種の皮を
鱗の文字に彫って
秘め事に支度をする
海亀は貝殻を集めた
背なの人の肌に 昨夜の宴残す
ほのかな桃の色が 染めた 白い浜辺
天使の波打ち際
天使の波打ち際
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