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楽屋の情景

  • フォーク
  • 13 再生

この曲の歌詞

いつものように重たいギターケースを抱えて
見慣れた店に背中を丸めて入っていく
楽屋ではおなじみさんたちや
初めて見る顔がみんなそれぞれに

高鳴る胸と向かい合ってる
歌い終えた顔たちはそっと
見えないお土産を楽屋に残して去っていく

いつの頃からだろう 大それたことに
フォークシンガーになりたいだなんて
信じることができない自分の悲しさで
そんな夢など本棚の片隅でほこりをかぶったままだった

賑やかなはずの楽屋から顔がいなくなる
最後に残っていた顔は
僕と別に会話を交わすこともなく
うまそうにカツ丼を食べてた

それがとてもうらやましかったんだ
一人ぼっちで ギターの音を何度も合わせる
静けさと喧噪がめぐり合う時間の中で

歌い終わって 楽屋に戻ったぼくは
そういえば今夜はとりだねと
仲間から言われたことを思い出して
冷たい風に吹かれながら終電に揺られ家に帰った

小さな部屋の中で広辞苑をひらいて
「トリ」の意味を手繰ってみる
「とり」最後に上演または演ずる呼び者の
映画や番組また、演ずる人

今夜のライブの出来栄えはどうだったのだろう
歌い始めた気持ちは変わらないけれど
ただ一つだけ気がついたことがある

それは十年間の空白を埋めるために
もうそろそろ自分の歌を
信じてもいいんじゃないかということ
そろそろ自分を信じてもいいんじゃないかということ

クレジット ORIGINAL

作詞
おだしょー
作曲
おだしょー
編曲

作品紹介

先日出演させていただいた、「なま音倶楽部」。
楽屋での情景を歌にしてみました。

自分では意識していないのに、どうしても
さ〇ま〇しっぽくなってしまいます。

なんだだろ?

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