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風の記憶

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歌詞本文

作詩・作曲 西川 光

①消せない消しゴム ひとつ下さい
 書けない鉛筆 ひとつ上げましょう

通り過ぎてゆく春を
 残り少ない夏の匂いを
 夕月が 歌って
 いま 冬の舞い

※離れ離れの愛たちを
 思い通りにならないこの世を
 包むように 隠すように
 いま 雪になる※

②鳴らない風鈴 ひとつ飾って
 紡いだ羽根で 愛を織り上げた

たなばた祭り 笹かざり
 あまの川 彩るHANABI
 夢のように 流れて
 いま 弾け散る

※『そら』を飛べない鳥たちを
 待ち続けて焦がれた想いを
 黄昏が 染め上げて
 いま 風になる※

「なくさないで 夢の破片」
 「忘れないで 愛の記憶」

結んだ短冊
 いま 風になる

△春は朧(おぼろ) 夏は逝(ゆ)く
 やがて萩の上葉ゆらし
 木枯らしが吹き抜ける
 ああ 『無情』の月△

アーアーアー
 アーアーアー

(c)Hikaru Nishikawa Printed in Japan

作品紹介

この作品は、歌詞が難解かもしれません。日本の抒情歌の世界。幽玄の美意識というか。

わからなくても、その言葉から醸し出す世界のにおいというか。景色というか。独自性の世界を表現してみました。

作家性を求めると、難解になるので、これは別バージョンの歌詞も作っています。チームができたら、相談して、決めたいですね。

いまの時代にも通用する日本の抒情歌。というのは、テーマであって、売れるとか売れないとか、という世界ではなくて、何かを極めたいという「わがまま」な作品かもしれません。

難しい作品です。神秘性というか。

「詞に現れぬ余情、姿に見えぬ景気なるべし」

いまの時代あっては、異端かもしれませんね。

時代に媚びず、売れないものを作る。

それを極める。

これも、わたしのテーマなのです。

曲は、抒情歌の美しさを追求しました。

かなりのお気に入りです。

わたし独特の世界というか。

大衆性は無視しています。

表現の世界の探求というか。

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