駐車場の蟹
- フォーク
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この曲の歌詞
駐車場の蟹
海を見下ろすリゾートマンション 見事にあてが外れて
白塗りの壁にスプレーの文字 枯れた南洋植物
浜辺の砂がうっすらと積もる 吹きさらしの駐車場
ひび割れたアスファルトの隙間で 小さな蟹が死んでいる
夜になると集まってくるのはバイク することがなく 仕方なさそうに遊ぶ
今夜もまた 迷った蟹が一人 隙間にもぐり そのまま干からびる
誰が考え 誰が始めて 誰が何を壊した
海風などにびくともしない 無人のビルが見下ろす ふるさと
昔この先の小さな川は 蟹の天国だった
粗末な橋に一歩踏み出せば 一斉に走り出した
まるで地面がまるごと全部 動き出したようだった
泥の上には細い足跡で 描いた模様が広がった
ペットボトル つぶれて錆びた空き缶 油の浮いた水がゆらゆらと揺らす
不意に何かふと思い出したみたいに 一人の蟹がまた駐車場へ向かう
誰が喜び 誰があきらめ 誰が何を手にした
ゴルフ道具を 積んだ車を 老婆があわててよける
何が作られ 何が崩れて 何が後に残った
隣の町と いっしょになって 今は名前も変わった ふるさと ふるさと
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 齊藤信幸
- 作曲
- 齊藤信幸
- 編曲
- 齊藤信幸
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