幸子のかんざし
- 147 閲覧
歌詞本文
格子戸開けて 飛び石に
下駄の鳴る音 聞こえた気がした
笹の葉ゆれて ささらさら
あんたが来るのは いつも突然だから
嬉しさ隠し よそよそしくて
さも忙(せわ)しそうに そわそわ、そわそわ
そっと鏡台へ 紅(べに)を出し
色を差したら 気が付いてほしいのやら
机の上に 紙包み
中を覗けば 黄楊(つげ)のかんざしひとつ
何も云わずに あんたったら
無骨(ぶこつ)に挿して 「似合うじゃないか」とポツリ
嬉しさ隠し よそよそしくて
幸子に似合う 幸せがここにある
着物をたたみ 照れ隠し
溢れるなみだ こぼさぬように箪笥へ
袂(たもと)に忍ばせ 香(こう)ぶくろひとつ
幸子に似合う かんざし挿して
着物をたたむ 愛おしく
溢れるなみだ こぼさぬように箪笥へ仕舞う
作品紹介
ぺん
コメント0
コメントを読むには、ログインが必要です。