フレンドハウスの歌
- フォーク
- 29 再生
この曲の歌詞
50年も前から 建っていたという フレンドハウスという名の アパートは
階段はかたむき 壁はつぎはぎだらけ 近所の子供はお化け屋敷と呼んでいる
通りすがりの女子大生が入り口をのぞき 人が住んでいるのかと驚いて
僕が顔を出したら「わっ」と小走りに逃げて 後ろを振り向きヒソヒソ話をしている
ラララ・・・・
可愛い娘が前から来ると部屋に入れない さりげなく向かいの本屋に入る事もある
細やかな僕の心は傷つくが 今のところこの部屋を出て行く予定(予算は)はない
二間で7000円のアパートは いろんな人の思い出が染み込んで
きっと昔は素敵だった僕の部屋も 過ぎた時代の香りを漂わす
ラララ・・・・
僕にとってのフレンドハウスは青春時代の 喜びと悲しさが住むアパートで
欠けたガラスに差し込む朝の光は 生きる事の喜びを語りかける・・・・
小田急線経堂駅に降りる時には あなたも一度は寄ってみませんか?
今にも倒れそうなアパートで 僕は明日を夢見て・・生きている
ラララ・・・・
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- フライトのモトちゃん
- 作曲
- フライトのモトちゃん
- 編曲
- フライトのモトちゃん
作品紹介
この歌は僕の学生時代の古いアパートを題材にしたものです。
大正時代に立てられたその名も勇ましいフレンドハウスは当時では珍しい洋館で丸窓を配置したり玄関脇には彫刻が施されているなどモダンなたたずまいを持っていました。東京大空襲にも焼け残ったそのアパートは世田谷の経堂に立っていました。
ただし、
一階の部屋の畳がどうも持ち上がっているので畳をはがしてみてみると縁の下から竹の子がニョキッと生えてきていたとか、
二階の部屋の住人は階段が信じられないほど傾いてしまっているため地下足袋かスパイクを履いて階段をよじ登らないと自分の部屋に到達できないというアスレチックジム並みの体力を強いられていたとか、
小学生からは「お化け屋敷」と呼ばれていて、近所の女子大の学生の新歓イベントの肝試しのメインステージに勝手にされていたり、
家主が、いつ倒壊するかもしれないので何年も住まない学生専用にして、格安の値段で住めた事などはとてもいい思い出です。
三畳間を二間借りて7000円は、当時でも破格でした。
僕達はあの隙間風だらけで表を車が通る度にグラグラするあのアパートで酒を飲み、友と語り、明日の輝かしい未来に思いをはせていたのでした。
そのフレンドハウスも今はありません。
でも僕の心の中にはあの崩れかけた洋館がいまだ立ち続けているのです。
コメント1
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