ありふれた話
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この曲の歌詞
ありふれた話
彼女の言うことはいつも正しかった
それで友達はみんな彼女から離れていった
気がつけばいつでも一人だった彼女
目の前に差し出された彼の手を強くつかんだ
そしてほどなく彼女は母親になっていった
送られてきたまんまるの赤ん坊の写真
彼女の幸せがそのままそこで輝いていた
悲しいことなど何一つ この世にはないみたいに
彼の父も母も 親にはなれなかった
彼にいくはずの金は パチンコ台に呑みこまれた
授業料さえろくに払えなかった彼
淋しげな女の子にあの日そっと声をかけた
そして気がつくと彼は父親になっていた
自分で撮ったまんまるの赤ん坊の写真
まわりが言うほど自分には似ているとも思えずに
一日過ぎていくごとに手の中で重くなった
彼女と彼は今 離れて暮らしている
いっしょに行くはずだった成人式もただ過ぎた
あのとき二人を引き寄せたものは
いつのまにか少しずつ互いを遠ざけていった
こうして二人は出会う前に戻っていった
いっしょになった理由も思い出せなくなった
突然何かをきっかけに夢から覚めたみたいで
新しい命がぽつんと後にひとつ残った
「こうなると思ってた」 「だから言っただろう」
まわりが言うことはみな ひとつ残らずその通り
けれどもあのときのあの二人には
いっしょにいることだけが それだけが答えに見えた
後からなら いくらでも賢いことが言える
一段高い場所から人を裁くみたいに
でも3人は今ここから歩き始めるしかない
それぞれの日常の中で答えを探しながら
そうこんな話は そこら中にある
だけどそんな言葉には 誰も救われはしない
私には何ももうできることはない
人は自分の人生を 引き受けていくほかない
せめてこれからもずっと 私は見つめていく
何の力もなくても 必ず見つめていく
あなたより早く生まれてあなたより長く生きて
あなた自身のはじまりに関わった者として
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 斉藤信幸
- 作曲
- 斉藤信幸
- 編曲
- 斉藤信幸
作品紹介
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