かたづけ
- フォーク
- 30 再生
この曲の歌詞
かたづけ
12年たった子供の部屋から
思い立たなければ捨てられなかった たくさんのものを 今日捨てた
仕舞い込んだむつき 壊れた食玩
つたない線と鏡文字で 「家族」ってかかれた絵
そう言えば ねえ、これなあにって
尋ねたあなたの黒い瞳の中には私が映っていた
これなあにって 問いかけたあなたもこれからは
自分で答えを探さなければならない
問いを一人深く胸に沈めて
私の背丈を越えていくのだろう
目の前のあなたは 手離さなければならない私の痛みにも
気づかないかのように 何のためらいもなく
行ってきますを言う間も惜しんで もう駆け出している
幼いあなたのポケットの中には
いつも何かがつまっていた ちりがみ 輪ゴム 石ころ
捨てなさいって 言われた悲しみ
洗濯のたび繰り返しながら 子供は大人になっていく
こんなものまで捨てずにおくのと呆れられ
それでも譲らず仕舞い込んだあなたが
明日のための場所を空けるみたいに
私の痛みを軽やかに越えていく
生きることは きっと 胸の中にあるものを絶え間なく失うこと
大人になることは 蝉の羽化にも似て
自分の力で孤独の形を 完成させること
自分の力で孤独の形を 完成させること
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 斉藤真理
- 作曲
- 斉藤信幸
- 編曲
- 斉藤信幸
作品紹介
子供が中学校にあがるとき、多少は勉強する環境にしようと、子供の部屋をかたづけ、いろいろなものを処分しました。「かたづけ」はそのときのことを歌にしたものですが、この歌を歌うと、子供が確実に自分から離れていくことがそのたび実感されてしまい、何とも言えず切なくなってしまう時期がしばらくありました。歌とはやはり、何らかの思いがこめられているものなのでしょう。八千代市のライブレストラン「噺場」のマスターが、気に入ってくれている歌です。
ちなみに、子供は現在高校2年生ですが、部屋は小学生のときより更にいっそう、乱雑を極めています。
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