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消し忘れたあかり

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この曲の歌詞

消し忘れたあかり

小さな川で兄とさりがにを釣る夢を 何の前触れもなく突然見た
いかの足を結びつけた糸を水にたらして ざりがにがかかるのを待つ
真っ赤な爪の大物を息を殺して 少しずつそっとそっと引き上げる
土手に下ろされたさりがには爪を高く掲げて 威嚇しながら後ずさる
不意に水面がざわめいた 大きな魚が翻る
煙幕みたいに泥が舞い 銀色が太陽を撥ね返す
この一瞬のきらめきを何にたとえたらいいだろう
いろんなことを仕舞い込んで いろんなことを閉じ込めて
大人になるとはそういうことだと 人の声ばかりに気をとられて
いつのまにか気がつけば 人が作ってばらまいた
光を求め必死に歩いて 疲れ果てた顔を鏡に見る
そんなときふと灯るあかりがある どこか懐かしいような
何にも似てない淡い光の 静かな瞬きに気がつく

自分だけの城の中の特別な部屋で 必ずいつも注目されてたい
男が夢見たことは現実になったようだ 少し歪な形で
冷たい鉄の格子に隔てたれらた部屋で 排泄行為までも監視されて
命じるまでもなく食事はいつも用意される することもなく 時を待つ
自分を売って金を買い 友達もどきに囲まれて
スポットライト フラッシュライト 何に勝って 何に負けたの
そんなあかりと引き換えに 何を明け渡してしまった
泣いている子を笑いながら 心の中であやまってた
死にかけていた汚れた猫を 見つからないように部屋に入れた
呼ばれなかった誕生会 買っておいたプレゼント
急いでポストにほうりこんで逃げるように立ち去ったあのとき
生きることの価値を金ではかるのでなく 損か得かだけでなく
あなたがそのまま灯っていた 闇を照らすあかりみたいに

じっと目を凝らせば見えてきませんか 消したことにしておいて
本当はどうしても消せないまま わざと消し忘れたあかりが
じっと目を凝らせば見えてきませんか 消したことにしておいて
本当はどうしても消せないまま わざと消し忘れたあかりが

クレジット ORIGINAL

作詞
齊藤信幸
作曲
齊藤信幸
編曲
齊藤信幸

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