私の英雄
- フォーク
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この曲の歌詞
私の英雄
真夏の陽射しを逃れるように 偶然立ち寄った喫茶店
奥まった窓辺の席に あなたは一人ですわっていた
私の抱えたギターケースに わずかに視線を落とした後
窓の外の人の流れを 頬杖ついて見つめていた
歌は特別な人のものじゃない 自分の歌を歌っていいんだと
今考えれば当たり前のことに 気づき始めた時代だった
あなたの指が紡ぎだす魔法のようなメロディーに
たちまち私は魅せられて あなたのように歌おうと
いつしかギターを手にとった 気がつけば今も飽きもせず
暇を作っては歌ってる 思いを歌にのせながら
あの頃あなたはまぎれもなく 確かに私の英雄だった
あなたの歌はやがて売れ出し テレビがあなたの舞台になり
マーチンの澄んだ響きは 女の子の声にかき消された
あなたを取り巻く新しいファン はじめの聴き手は離れていく
アイドルが並んだなかで あなただけ笑っていなかった
次に発売するあなたの新曲は 誰かが手際よく用意した
自分の胸から生まれたものでない 言葉が通り過ぎていく
いくらでも取替えがきく その場限りの輝きは
作られてそして消えていく 使い捨てライターみたいに
かけがえのないものまでも 取り込んで流れていく
大きな川に迷い込んで どこへとも知れず運ばれ
見てくればかりの人に混じり あなたの名前は忘れ去られた
誰にもまねのできないメロディーで 今ならあなたは何を歌う
ただの飾りなんかじゃないあのギター あの頃のように鳴らしながら
あなたは不意に席を立ち レジの方へ歩き出す
思わず頭を下げていた私に驚きもしないで
軽く笑顔で応えた後 夕暮れの街へ出て行く
誰もあなたに気づかない あなたが歩いていくのに
笑いさざめく人の群れに とけていった私の英雄
明日の仕事も忙しいだろう そろそろ家路につかなければ
ぬるくなった水を飲み干し 人波の中を駅に向かう
ギターをぶら下げ歩いていると 人の流れに乗りにくい
そこここでぶつかりながら それでもこうして歩いていく
そこここでぶつかりながら それでもこうして歩いてい
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 斉藤信幸
- 作曲
- 斉藤信幸
- 編曲
- 斉藤信幸
作品紹介
私の大好きなグループをモデルにした歌です。
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