雨が降る
- フォーク
- 18 再生
この曲の歌詞
雨が降る
路上で死んだ犬が一匹 雨にうたれて横たわる
まるで救いを求めるように さしのべられた四つ足
後から後から走る車が 知らん顔してすり抜ける
見えなくなった小さな目は 真実だけを見ていた
こんな姿を見られたくない 誰か助けてくれよ
昔は俺も家族みたいに 遊んでくれたじゃないか
しずく流れる体はいつか 土に返って行くだろう
ヘッドライトにきれいな首輪が 涙みたいに光った
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 斉藤信幸
- 作曲
- 斉藤信幸
- 編曲
- 斉藤信幸
作品紹介
小学5年生の頃、家で飼っていた年老いた猫がいなくなったとき、動物は自分の死んだ姿を見られたくないのだから探さないようにと、祖母に言われたことがあります。
それを信じた私は、同じように動物が好きな友人と、死んでいる動物を見つけたら埋めてあげようと約束し、道端で死んでいる猫や犬を見つけるたび、スコップを持って駆けつけて埋めてやっていました。
ほとんどは車に轢かれて死んでいった動物たちでした。
ある雨の日、何度も轢かれて最早原形をとどめていない犬を埋めてやったことがあります。
私と友人は、車の流れが途切れるのを見計らっては、何度かに分けて犬の残骸をスコップで運んだのですが、クラクションを鳴らして迫ってくる車のライトに照らされながら、言いようのない怒りが込み上げてきたのを、今でも覚えています。
中学校に入ると、部活動やら何やらで忙しくなり、いつのまにかこうしたことはしなくなってしまいましたが、印象が強かったのでしょう、ギターと歌にうつつをぬかすようになって、高校時代、初めて自分で作ったのがこの歌でした。
人間が他の動物より高い存在であると決めておくことは、現在の秩序を維持するためには必要なことですが、少なくとも、日本では有害無益で危険なだけのカンガルーバーを、装飾として車に装着するようなことは、やめたいですね。
春、入学の季節に、自分の高校時代が懐かしくなり、つい大昔の歌を引っ張り出してしまいました(また、猫が参加しています)。
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