古家あり
- フォーク
- 12 再生
この曲の歌詞
古家あり
水色の壁 いくつもの細長い三角ペナント
「南房総国定公園」 文字が日に焼けてかすんでる
ハンガーラック 着る人を失った夏用のスーツ
柱のシール バルタン星人 うまくはがせず50年
青い瓦が壊れて落ちて 屋根のアンテナは倒れて
はがれた外壁 むき出しの板 かろうじてもちこたえたガラス
私が生まれ 育った家を あの台風が通り過ぎた次の日
描いた未来 今は過去 守り住む人は遠くへと
郵便受けに6つの名前が 今も静かに残ってる
古いアルバム 集めた切手 20年分の年賀状
きりがないから持ち帰るものは もうこれくらいにしておこう
屋根まで届く足場が組まれ 窓と扉が外され
壁も柱も 全部まるごと ショベルカーが噛み砕いていく
私を包み 育てた家は 時の流れに漂って沈んだ
木材の束 破れたトタン 積み上げたフレコンバッグ
やけに小さくまとまったもんだね ポケットに大きめの古い鍵
更地に立って 目を閉じてみれば ちゃんとそこにあるんだ
囲んだ炬燵 アナログテレビ いつも支えてくれた人の笑顔が
あの頃読んだ漫画を真似て 懐かしい声がささやいた気がした
これでいいのだ これでいいのだ
いつもいるから いつまでもあるから
クレジット ORIGINAL
- 作詞
- 齊藤信幸
- 作曲
- 齊藤信幸
- 編曲
- 齊藤信幸
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