歌詞・ポエム
心に浮かんだ言葉や想いを、音楽へ。
「あぁ、そうだったのか・・・!やっと・・・やっと届いた・・・、聴こえたよ、ルミネ!!」
思わず大声で叫んで、君から貰った大切な手紙を、抱きしめてクシャクシャにしてしまったけど。
ああ、やっと。やっと、届いた、聴こえたんだ。
あの時、僕たちを引き裂くようにして大きく鳴り響いた汽笛に邪魔されて、届かなかった君の声が。
思わず大声で叫んで、君から貰った大切な手紙を、抱きしめてクシャクシャにしてしまったけど。
ああ、やっと。やっと、届いた、聴こえたんだ。
あの時、僕たちを引き裂くようにして大きく鳴り響いた汽笛に邪魔されて、届かなかった君の声が。
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彼女が旅立ってから、どうやら一週間ほど経ったらしい。
らしい、というのは、僕がすっかり抜け殻になってしまい、あまりの弱りぶりに両親が心配するほど
だったからだ。焦点の定まらない目で天井を見つめながら、時間も忘れて、聴くことができなかった
彼女のあの最後の言葉を、破れかけた記憶の中から、必死に手繰り寄せようとした。
らしい、というのは、僕がすっかり抜け殻になってしまい、あまりの弱りぶりに両親が心配するほど
だったからだ。焦点の定まらない目で天井を見つめながら、時間も忘れて、聴くことができなかった
彼女のあの最後の言葉を、破れかけた記憶の中から、必死に手繰り寄せようとした。
224
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その日、僕たちは、黙りこくったままで船着き場へと向かっていた。
運命の船が、もうすぐそこまで来ているはず。
そして君を、ここではない別の場所へ、別の朝へと連れ去ってゆくのだろう。
その時、僕は耐えきれるだろうか。腕を掴んで引き寄せてしまったりしないだろうか。
運命の船が、もうすぐそこまで来ているはず。
そして君を、ここではない別の場所へ、別の朝へと連れ去ってゆくのだろう。
その時、僕は耐えきれるだろうか。腕を掴んで引き寄せてしまったりしないだろうか。
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あれから十数回ほど誕生日を迎えるまで、僕たちの毎日には本当に色々なことがあったし、
色々なことを覚えていった。変わったこともたくさんあった。
それは、もちろん僕にも言えることなのだけど、特にルミネの変化は大きかったと思う。
簡単に人前で泣かなくなったこと。
色々なことを覚えていった。変わったこともたくさんあった。
それは、もちろん僕にも言えることなのだけど、特にルミネの変化は大きかったと思う。
簡単に人前で泣かなくなったこと。
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「お金・・・これだけしか無かったよ」
「700か・・・うーん。オジサンも譲ってやりたいのは山々なんだが、これじゃちょっと、な・・・」
「そう、だよね・・・」
「オジサンも苦労して手に入れた品物だから、な。悪いが・・・」
「700か・・・うーん。オジサンも譲ってやりたいのは山々なんだが、これじゃちょっと、な・・・」
「そう、だよね・・・」
「オジサンも苦労して手に入れた品物だから、な。悪いが・・・」
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どうやら、僕の不安は取り越し苦労に終わったみたいだ。
虹はまだ空に大きく架かっていたし、無事、街に行く大人も見つかって同行してくれることになった。
オマケに僕が街に出ることにブツブツ言い続けていた母さんが意外にもお弁当を作ってくれていたので、
「ピクニックみたい!」と、はしゃぐルミネを見ることもできた。
虹はまだ空に大きく架かっていたし、無事、街に行く大人も見つかって同行してくれることになった。
オマケに僕が街に出ることにブツブツ言い続けていた母さんが意外にもお弁当を作ってくれていたので、
「ピクニックみたい!」と、はしゃぐルミネを見ることもできた。
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あの頃の僕たちは本当に小さくて、頼りなかった。
思い返すと、もどかしいような、くすぐったいような、そんな気分になる。
とくにルミネ、君はいつも僕の後ろをちょこちょこと着いてきては、僕の後ろに隠れたりして、
それになにより、気が弱くて、泣き虫だった。僕の服のすそを握るクセもあったっけ。
思い返すと、もどかしいような、くすぐったいような、そんな気分になる。
とくにルミネ、君はいつも僕の後ろをちょこちょこと着いてきては、僕の後ろに隠れたりして、
それになにより、気が弱くて、泣き虫だった。僕の服のすそを握るクセもあったっけ。
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怒声混じりの奴らの声は、まだずいぶん遠くのほうから聞こえているが、飛行機が
飛び立つためには、それなりの距離を走り、それから徐々に浮き上がらなければならない。
これは――今すぐにでも、機体を走らせなければ、確実に間に合わない。
「アウラ!今から飛行機を動かす、ものすごく揺れると思うけど、しっかり掴まっていて!!」
飛び立つためには、それなりの距離を走り、それから徐々に浮き上がらなければならない。
これは――今すぐにでも、機体を走らせなければ、確実に間に合わない。
「アウラ!今から飛行機を動かす、ものすごく揺れると思うけど、しっかり掴まっていて!!」
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どこまでも続くかのように思えた長い梯子にも、ようやく終わりが見えてきた。
途中何度か腕の力が抜けそうになることもあったが、彼女を守るという一心で持ち堪え、
最後の数段を昇りきる。
地上に出ると、アイツが言ったとおりすぐ目の前に整備場が見えていた。
途中何度か腕の力が抜けそうになることもあったが、彼女を守るという一心で持ち堪え、
最後の数段を昇りきる。
地上に出ると、アイツが言ったとおりすぐ目の前に整備場が見えていた。
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「まずは俺が中の様子を確認する」
様々な想いにかられ、物思いに耽っていた僕は、つい浮ついた返事を返してしまった。
だが男はそれを咎めるでもなく、先に梯子を昇って隠し扉を開き、抜け目なく地下牢の中の
様子を確認していた。さすがだな……。
様々な想いにかられ、物思いに耽っていた僕は、つい浮ついた返事を返してしまった。
だが男はそれを咎めるでもなく、先に梯子を昇って隠し扉を開き、抜け目なく地下牢の中の
様子を確認していた。さすがだな……。
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男が同行しているとはいえ、屋敷内に入ることにはそれなりに勇気が必要だった。
男の指示どおり、見回りは外に集中しているようだが、屋敷内にもまだ人の気配をかなり感じる。
「心配するな。万一、部下共に出くわした時には俺がなんとかする。では、一気に行くぞ」
そういうと、男はものすごい速さでいくつかの通路を走り抜けていく。
男の指示どおり、見回りは外に集中しているようだが、屋敷内にもまだ人の気配をかなり感じる。
「心配するな。万一、部下共に出くわした時には俺がなんとかする。では、一気に行くぞ」
そういうと、男はものすごい速さでいくつかの通路を走り抜けていく。
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「なかなかいい殺気を放っているな。上出来だ」
「アンタがそんなつまらない言葉を吐くとは意外だよ。でも当然だろう?なんたって用心棒の
“旦那”が目の前にいるんだぜ。そりゃいやでも、そうなっちまう」
「懐に隠したそいつを下ろしてくれないか。怖ろしくてかなわん」
「アンタがそんなつまらない言葉を吐くとは意外だよ。でも当然だろう?なんたって用心棒の
“旦那”が目の前にいるんだぜ。そりゃいやでも、そうなっちまう」
「懐に隠したそいつを下ろしてくれないか。怖ろしくてかなわん」
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